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お米のヨーグルト「ビーガン食」認証 動物由来の食品を一切食べない人向け
2020年3月5日
 「発酵のまち」を打ち出す滋賀県高島市の事業所が開発した米粉素材の発酵食品が、動物由来の食品を一切食べない「ビーガン」に対応する食品として民間認証団体から認証を受けた。開発者は「ビーガン対応食の需要が見込める訪日外国人をターゲットに、高島伝統の食文化を世界にアピールしたい」と意気込む。

 食品製造などを手掛ける「ヤサカ」(同市今津町今津)の「アレルノン」。コメ由来の乳酸菌を使って発酵させた伝統食品ふなずしをヒントに、県産米を主原料に乳酸発酵させた「お米のヨーグルト」で、創業者の八坂正博さん(69)が2001年に肺がんと診断されたのを機に開発した。

 同社は食品事業部門を立ち上げ、13年1月に製法特許を取得。「きれいな水や草木が豊富で、酒や酢の醸造が盛んな高島は、発酵を促す良質な菌を育む環境に恵まれている」という。

 ビーガン認証への申請の準備は昨年6月の新工場(同市新旭町旭)新設を機に開始。今年1月に認証団体「NPO法人ベジプロジェクトジャパン」(東京都)から、卵を使わないマヨネーズなど関連商品7点を含め認証を受けた。

 八坂さんは「ビーガン対応食品は海外では広く普及している。訪日外国人だけでなく、認知度の高くない国内でも安心安全な食品だとアピールできる」と期待する。
京都新聞


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