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高島音頭、動画で「再興」 30カ所で録画、リレー形式で1本に
2019年7月23日
 滋賀県高島市内で踊り継がれてきた「高島音頭」を盛り上げようと、8月10日に同市今津町で開かれる総踊りイベント「高島おどり」に向け、若い担い手や住民が、動画づくりに取り組んでいる。

 高島音頭は、約700年間受け継がれ、土地ごとに歌詞やテンポ、振りなどが異なっているとされる。2012年から、各地の担い手が一堂に集う「高島おどり」が開かれているが、担い手の減少と高齢化で規模は縮小傾向にあるという。

 昨年5月、「高島の盆踊り歌保存会」メンバーの和ろうそく職人大西巧さん(39)=同市今津町住吉2丁目=ら30〜40歳代の担い手たちが中心になり、ネットを通じて寄付を募るクラウドファンディングを実施するなど「高島おどり再興プロジェクト」を始めた。

 動画づくりはその一環で、参加者を募って、7月初旬から市内30カ所以上で踊りを録画。リレー形式でつなげて1本の動画に仕上げる。「所作やテンポがわかりやすく、踊りやすい」と、今津町地域で受け継がれた踊りを採用した。「大勢の人が楽しく踊る姿を通し、地域の連帯感を広めたい」という。「高島おどり」は10日午後5時から、JR近江今津駅西側の商店街「ローラン名小路」で開催される。動画は、投稿サイト「ユーチューブ」で公開予定。
京都新聞


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