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満開の桜、雪化粧のメタセコイヤ…滋賀の四季、つづれ織りで表現
2019年6月6日
 西陣織の技法を使って風景を再現する「つづれ織り作品展」が6日から、滋賀県高島市安曇川町田中のギャラリー藤乃井で始まる。琵琶湖の湖面や満開の桜などを丹念に織り上げ、精緻な油絵のような仕上がりとなっている。

 西陣織職人の経験を生かした織物アートや小物作りを手掛ける同市マキノ町海津の織物作家杣野清史さん(69)が38点を出品した。つづれ織りは、のこぎり状の爪や櫛を使って手作業で細やかな模様を織り出す技法で、大劇場の緞帳(どんちょう)やついたてに用いられる。

 会場には、夕日に照らし出される沖島付近の湖面や、琵琶湖に立つ白鬚神社の大鳥居、満開の桜に彩られた海津大崎の湖岸、雪化粧のメタセコイア並木など県内名所を織り上げた作品などが並ぶ。

 杣野さんは「数センチを1日かけて織ることもある。絹糸ならではの上質感、光沢が織りなす風景の美しさを楽しんでほしい」と話す。11日まで。無料。作品は販売もする。同ギャラリー0740(32)0150。
京都新聞


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