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アウトドア向け「高島ちぢみ」衣料が登場 滋賀、化繊より軽量
2019年5月17日
 滋賀県高島市特産の綿織物「高島ちぢみ」を使ったパーカとハーフパンツがこのほど開発され、市観光物産プラザ(同市新旭町旭1丁目)で販売が始まった。特有の着心地の良さを生かしたアウトドア向けの商品で、企画・製造関係者は「高島ちぢみは肌着や部屋着の印象が強いが、レジャーでも使えるなど用途の幅広さを知ってほしい」と話す。

 高島ちぢみは、糸に強いよりをかけるなどしてできる「しぼ」と呼ばれる生地の凹凸があり、肌への接触面積が少なく、サラッとした着心地が特徴。近年はカラフルなステテコやシャツ、パジャマなどの部屋着に使われて人気を集めている。

 新製品のパーカとハーフパンツは、琵琶湖岸や山間地でのキャンプなど市内のアウトドア観光を地元産品で盛り上げようと、びわ湖高島観光協会が企画。今春、高島ちぢみ業者でつくる高島晒(さらし)協業組合に商品化を持ちかけた。

 緯(よこ)糸に部屋着よりも太い糸を使って厚めにした生地でしわが寄りにくくし、Tシャツや運動用タイツなどと合わせやすい若者向けのデザインに仕上げた。化学繊維を用いた一般品よりもふんわりと軽く、風通しが良いという。パーカは黄土色と茶色、焦げ茶色、ピンク色の4色、ハーフパンツは黄土色と茶色のツートンカラーがある。

 同協会の福井智宏課長(45)は「アウトドアだけでなく、日常着としても使ってもらえれば。若者向け商品のラインアップを増やしたい」と話している。
京都新聞


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