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黄色ひょっこり早春の息吹 滋賀でザゼンソウ見頃
2019年2月24日
 僧侶が座禅する姿に似た「ザゼンソウ」の花が、滋賀県高島市今津町弘川の群生地で見頃を迎えた。冬枯れの風景の中で姿を現し、早春の息吹を伝えている。

 サトイモ科の多年草で、湧き水で湿地化したハンノキや竹などの樹林に群落が広がる。濃い紫色の「仏炎包(ぶつえんほう)」が開くと、黄色の丸い花序をのぞかせる。発熱して雪を解かすが、今年は雪が少なく、落ち葉のじゅうたんに無数の花が並ぶ。

 訪れた人は木立を散策しながら、寄り添うように花開く様子を眺めた。長浜市相撲町の男性(77)は「春を告げる姿に気持ちが和む」と目を細めた。

 びわ湖高島観光協会によると、自生する約3千株が順次咲いて、3月上旬まで見頃は続くという。同月10日までの土、日曜には近くに休憩所が設けられ、軽食や土産物販売を楽しめる。ボランティアガイドによる説明もある。
京都新聞


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