滋賀県高島市の職員が京都高島屋(京都市下京区)で接遇研修を受けている。6日はバレンタイン商戦の特設売り場で来店客に対応し、プロから学んだ「おもてなし」の心を実践した。
同市は高島屋の創業者ゆかりの地で、2017年に洛西高島屋(同市西京区)と包括連携協定を結び、昨年から接遇研修を始めた。今年は4〜9日の日程で、9人が2班に分かれ、3日間ずつ研修を受ける。
この日は前半組の最終日で、20〜40歳代の5人が店頭に立った。初日以降、同店の教育担当者から学んだ身だしなみや言葉遣い、接客のポリシーを心にとめながら、来店客に「いらっしゃいませ」と声を掛け、にこやかに応対していた。
企画広報課の女性職員(25)は「店員の方がお客様に心を尽くして対応していることを実感した」と話し、「普段は目の前の業務に意識が集中しがち。来庁者の方ともっとコミュニケーションを取っていきたい」と気持ちを新たにしていた。 |