初心者や中高年の登山者を対象にした「トレッキング安全教室」が27日、大津市北小松の比良山岳センターで始まった。滋賀県山岳連盟のメンバーが講師となり、地図の読み方や緊急時に備えた心構えなど安全な登山に必要な知識を伝えた。
県山岳遭難防止対策協議会と京都新聞の主催。京都府と滋賀県から7人が参加し、1泊2日で座学や比良山系での実技を行う。
初日の講義では、登山届だけでなく、細かなルートや非常食の種類なども記した登山計画書を提出することが自分の理解にもつながると指摘。コンパスを使った現在地の見つけ方や、実際の地形を見ながら目的地にたどり着く実技も行った。
装備の説明では「点滅するヘッドランプの方がヘリから発見されやすい」「山ではスマホの電池の消耗が早く、予備のバッテリーがあった方がいい」などとアドバイスした。 |