比良山系や琵琶湖岸の自然を楽しみながら歩く「チャレンジ比良登山&志賀ウオーキング大会」(大津市、京都新聞など主催)が14日、大津市内で催された。40回目の今年で最後となる大会に京阪神から約550人が集まり、すがすがしい秋空の下、汗を流した。
登山コースは権現山や小女郎峠などを登る8キロと比良げんき村から寒風峠などを歩く5キロ。ウオーキングコースは近江舞子駅から和邇文化センターまでの湖岸など平地を巡る14キロを歩いた。
比良げんき村のコースには、登山愛好家や家族連れら約90人が参加した。岩場や勾配のある山道に息を切らせながらも、色づきつつある紅葉や高台からの琵琶湖の眺めを楽しんだ。
第1回から10回以上参加しているという公務員山本正徳さん(63)=同市北比良=は「いろいろなコースがあって楽しめる大会だったが、終わるとなると少し寂しい」と話していた。
健康増進や観光振興などを目的に、旧志賀町から運営を引き継いだ恒例の大会だったが、近年は参加者が減少。節目の40回で終止符を打つことになった。 |