大津市木戸のびわ湖バレイは4日、山頂の人気展望施設「びわ湖テラス」に新しいテラスをオープンさせる。琵琶湖の北湖を一望でき、有料のソファラウンジで高級感を演出した。インスタ映えブームを取り込み、夏の誘客を強化する狙いだ。
新設したのは「ノーステラス」(686平方メートル)。東向きの従来のテラス(755平方メートル)から見にくかった竹生島など北湖の眺望が売りだ。比良山系が間近に迫り、紅葉も楽しめる。
当日予約制のラウンジは計20人が座れるソファ9席で、利用は飲食付き1人3千〜4千円。別にドリンクなどを購入できるカフェスタンドも設けた。
スキー客が減る中、同社は2016年にびわ湖テラスを開設。絶景を目当てに冬季以外の客が増え、昨年は4〜11月に過去最多の47万人が訪れた。今年は同期間に50万人を目指す。
3日に報道陣向けの内覧会があり、俣野博志社長が「従来のテラスだけでは手狭だった。新しい北湖の景色をゆったり楽しんでほしい」と話した。
テラスは入場無料。ロープウエー料金が必要。 |