滋賀県高島市の道の駅「しんあさひ風車村」(同市新旭町藁園)を、民間企業が再整備したグランピング施設「STAGEX(ステージクス)高島」が25日オープンする。
風車村は老朽化などを受けて2016年春に一時閉園し、市が不動産開発会社「光亜興産」(大阪府門真市)を誘致。同社は20年間の定期借地権付き賃貸借契約を結び、ホテル並みのサービスを受けながらキャンプを楽しむグランピングの施設として再生した。
園内北側のグランピングエリアは、芝生の広場を取り囲むようにキャビン(定員6人)10棟とテント(4人)6張を配置した。インテリアを海外の高級家具で統一するなど、ぜいたくな空間を演出する。キャビンは1泊8万円〜6万4千円。テントは6万円〜4万8千円(時期で異なる)。
南側の日帰り利用者向けのエリアには、テント6張とバーベキュー用テーブル100卓(400席)を設けた。管理棟のセンターハウスには、地元食材のレストランや温浴施設を併設。自転車での琵琶湖一周「ビワイチ」の中継点として、サイクリスト向けのカフェも設ける。
24日のオープン式典で、福井正明市長は「市内に点在する観光地をつなぐ拠点になってほしい」と期待を話した。同社は「琵琶湖を間近に感じながら、非日常のくつろぎと癒やしを感じてほしい」としている。利用予約などは公式サイトで受け付ける。 |