県立安曇川高校(高島市安曇川町西万木)の生徒らが地元特産の果実「アドベリー」のスムージーや、地酒を用いたゼリーなどを商品化し、道の駅「藤樹の里あどがわ」(同市安曇川町青柳)で13日、販売実習を行った。商品を買い求める客らでにぎわい、約1時間で完売した。
企画、商品化したのは総合学科商業系列の3年生13人。授業の一環で、昨年4月から地元企業の協力を得ながら、スムージーやゼリー、琵琶湖のブラックバスを使ったハンバーグの3商品の開発に取り組んだ。
地酒を使った「鯉(こい)しい水ゼリー」は水草のバイカモの間をコイが泳ぐ針江地区(同市新旭町)の川の様子を表現。川の透明さと風味を出すために市内の川島酒造の日本酒を用いてにごりのないゼリーを開発した。
担当した武田法香さん(18)は「ゼリーのにごりを抑えたり、泳ぐコイを表現するのが難しかった。アイデアを形にする達成感を感じた」と話していた。 |