高島屋創業家ゆかりの地である滋賀県高島市で11日、中学生対象の「接客サービス講座」があった。実際にサービス業に携わってきた百貨店のプロが教壇に立ち、接客に欠かせない「笑顔」と「おもてなし」の精神を伝授していた。
高島市と高島屋洛西店(京都市西京区)は4月に包括連携協定を締結し、産業・文化・観光などの振興を図るとしている。同講座はその一環として初めて企画。初回は安曇川中と朽木中の3年生計102人が受講した。
講座は「こころに残るおもてなし」をテーマに、高島屋京都店教育担当の安井眞一郎さん(62)が講師を務めた。「販売とは商品を売るだけではない。触れ合いや心のこもったサービスが欠かせない」と説明し、「サービスとは相手(お客様)の立場に立って、ものを考え、行動することだ」とも強調した。
生徒たちは真剣な表情で聞き入った後、接客に欠かせない言葉と基本動作の実践トレーニングを受け、元気よく「ありがとうございました」と発声していた。13日に今津中でも実施される。 |