滋賀県高島市朽木の安曇川などで17日、アユの友釣りが解禁になり、湖国は本格的な釣りシーズンを迎えた。釣り人たちが早朝から糸を垂らし、大きく育ったアユを釣り上げていった。
友釣りは、釣り糸につけたおとりのアユを泳がせ、追い払おうとする天然アユを捕る漁法。この日は朽木、野洲川、土山の3漁協で解禁日を迎えた。
安曇川沿いでは、日の出とともに釣り人たちが川岸に姿を現し、長いさおを操って魚を釣り上げた。大阪市から訪れた薮誠三さん(75)は20匹近くを釣り上げたといい、「魚が大きいのでうれしい」と話していた。
朽木漁協によると、今年は琵琶湖でのアユの不漁で放流量が減った上、川の水量も少ないため昨年よりも数は少なめだが、体長は16〜18センチと大ぶりな魚が釣れているという。各河川で遊漁料が必要。 |