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<鵜川の棚田>琵琶湖を見下ろし150人、丁寧に田植え 都会のオーナー、高島で
2017年5月16日
 高島市の「鵜川の棚田」で14日、都会などに住むオーナーによる田植えが行われた。県内や京都、大阪、愛知などから家族やグループなど32組計約150人が訪れ、腰を折って丁寧に植えていた。

 大津市との境、琵琶湖を見下ろす位置で、江戸時代、湖岸からはい上がるように石積みで築かれた。約40ヘクタールあるが、近年は農家の高齢化で耕作が放棄され、荒れる田が目立ち出した。住民が鵜川棚田保存会(山田善嗣会長)を組織し、田の再生と地域PRを兼ねて昨年からオーナー制度を始めた。

 3万円で1区画(約100平方メートル)のオーナーになれ、田植えや稲刈りに参加して収穫米約40キロなどを受けられる。2年目の今年は約半数がリピーター。守山市播磨田町から家族で来た秋吉理恵さん(33)は「棚田米は風味が良く艶もあっておいしかった。田んぼを守る力にもなれるし、今年もオーナーになった」と話していた。
毎日新聞


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