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来たれ、曳き手ボランティア 滋賀・高島、大溝祭で初募集
2017年4月9日
 湖西唯一の曳山(ひきやま)祭りとして知られる滋賀県高島市勝野の大溝祭の「曳(ひ)き手ボランティア」を、地元の大溝祭保存会が今年初めて募集する。毎年、5月4日の本祭では曳山5基が巡行しているが、2019年に迎える400周年を前に、地元以外の人たちにも体験してもらい、祭りを盛り上げたいという。

 同祭は日吉神社(同市勝野)の春の例大祭で、1619(元和5)年に大溝城主となった分部光信が前任地の伊勢国から移した祭礼行事が起源という。旧城下町内の五つの組が継承し、勇(いさみ)・巴(ともえ)・寶(たから)・湊(みなと)・龍の曳山がある。

 5月3日夜に宵宮祭が行われる。4日の本祭では囃子(はやし)方が鳴らす鉦(かね)や笛、太鼓の音が響く中、午前10時に陣屋総門前から曳山5基が出発し、旧城下町を巡行し日吉神社を経て午後3時に終える。

 同保存会によると、曳き手を安定的に確保するため、親類や知人だけではなく、観光PRも兼ねて公募を決めた。女性も歓迎という。田中宏会長(64)は「かつては各世帯につき1人までと参加に制限を加えていたが、今は高齢化もあり、若い担い手が不足している。外部の方々の力を借り、何とか地域の伝統を継承していきたい」と話す。

 募集は50人で、中学生以上の男女。参加費千円(保険料、軽食代などを含む)。中学生以下は無料。締め切り25日。問い合わせは公募担当の「大溝の水辺景観まちづくり協議会」TEL0740(36)2011。水・木曜休み。
京都新聞


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