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春告げるザゼンソウ 高島の湿地に姿
2017年3月1日
 高島市今津町弘川の湿地で、自生のザゼンソウが姿を見せ、春の訪れを告げている。三月上旬まで楽しめる。

 サトイモ科の多年草。赤紫色の花の形が僧侶が座禅を組んでいるように見えることから、この名がついた。

 三十年ほど前、地元中学生が授業中に群生を発見。本来は山中の湿地で咲くため、住宅地で見つかるのは珍しく、自生地は一九八九年に県の緑地環境保全地域となった。現在は地元住民らが道の整備や、除雪作業など管理をしている。

 びわ湖高島観光協会によると、今年は降雪が多く、湿地が雪で覆われていたため、先週からの雪溶けでようやく開花を確認することができたという。

 岐阜県大垣市から訪れた馬渕秀人さん(76)、直子さん(72)夫妻は「雪の下で懸命に花を咲かせるけなげさがいい。形や色合いもかわいらしくて大好き」と顔をほころばせていた。
中日新聞+プラス


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