小野妹子の出身地としてPRしてまちおこしにつなげようと、歴史衣装行列など多彩な催しを行う「遣隋使小野妹子のふるさと和邇」が3日、大津市和邇地区の和邇商店街一帯で開かれた。
地元住民らでつくる実行委が主催し今年で10回目。模擬店や歴史ウオーキングが開かれ、家族連れらでにぎわった。
小野妹子の活躍した時代などの衣装を手製で再現した歴史衣装行列には地元住民ら50人が参加した。小野妹子は同市の日比均市民部長が演じ、隋に向かう航海に見立てて船形の山車に乗った。随行員や子どもみこしを従えて同市小野の小野道風神社を出発し、同市和邇中の和邇駐在所まで約1キロの道のりを練った。
途中の和邇公民館では託された国書を披露する形で、日比部長演じる小野妹子が「地元の熱意で10回目を迎えた。この素晴らしい行事を通して地域の一体感が高まることを願っている」と集まった人に語り掛けた。 |