びわこ成蹊スポーツ大(大津市北比良)のアルティメット部「レイカーズ」が、九〜十月にあった全日本大学選手権で初優勝し、選手らが大津市役所で越直美市長に優勝の報告をした。
同部は関西・中四国地区予選を勝ち上がり、八年ぶりに全国大会に進出。十月一日に東京都で行われた決勝では、相手の日本体育大に一時は2点のリードを許したが後半で逆転。11−10で勝利した。
岡野恭太主将(四年)は「予選から接戦が続いたが、日本一になろうという目標を皆で強く持って戦えたことが勝因だろう」と話した。決勝点を挙げた西川諒汰選手(同)は「勝ちたい一心で、相手の動きを見て必死で走った」と振り返った。
アルティメットは、直径二十七センチのフライングディスクを使ったアメリカンフットボールとバスケットボールを融合させたような七人制の競技。相手側のエンドゾーンでパスを受け取ると得点になる。審判を置かず、プレーに疑義があれば話し合いで解決するなど、独特のルールがある。
同部は市内の伊香立中で競技の指導や練習試合をするなど交流を深めている。越市長は「市内のチームの優勝を、市民は誇りに思っている。大津がアルティメットの聖地になるように、市でも取り組んでいく」と話した。 |