国民の祝日「山の日」となった11日、大津市木戸のびわ湖バレイで、比叡山と比良山を縦断する登山道「比良比叡トレイル」の整備を目指す記念式典が開かれた。この日を「びわ湖の山の日」と位置付け、山岳関係者や比叡山延暦寺、行政関係者らが協力して道を整備していくことを誓い合った。
「比良比叡トレイル」は、京阪坂本駅から比叡山に登り、比良山系を経て朽木温泉に至る約50キロの道を想定。すでに多くの登山道があるが荒れており、改めて起点と終点を定め1本道の「トレイルコース」として整備を目指すこととなった。
この日は、びわ湖バレイの「びわ湖テラス」に関係者らが集結。眼下の琵琶湖と鈴鹿山系や伊吹山などを見渡せる絶景を前に、滋賀県在住のシンガー・ソングライター関島秀樹さんや甲西高吹奏楽部が歌や演奏で山の日制定を祝福。
続いて比叡山延暦寺や警察、行政、山岳団体などの各団体の代表が手をつなぎ、連携して比良比叡トレイルの実現を目指すことをアピールした。
今後、各団体でつくる同トレイルプロジェクトが、道の調査や道標整備などに取り組む予定。 |