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絵柄も涼しげ、扇子を仕上げ 安曇川
2016年6月20日
 本格的な夏を前に、高島市安曇川町の鈴木扇子店では夏用扇子の仕上げ作業に追われている。

 同市は扇子を支える竹製の骨組み「扇骨(せんこつ)」の生産量が全国の九割を占める。多くは京都などに出荷されるが、地元で作られる扇子を「近江扇子」や「高島扇子」と呼び、町内では三軒の扇子屋が製造販売を手掛けている。

 店舗内の作業場では鈴木久人代表(38)が扇骨と和紙を合わせる「付け」の作業を手際良く進める。絵柄は琵琶湖の風景や涼しげに泳ぐアユ、花火などさまざま。最近は紺や黒などシックな色の扇子が人気だという。

 鈴木代表は「竹の扇子はしなりがあるので良い風がくる。暑い夏を乗り切ってもらえれば」と話している。
中日新聞+プラス


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