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1600人が「世界ラン」 脊髄損傷治療支援 夜に一斉スタート
2016年5月9日
 脊髄損傷を治療する研究を支援する世界規模のランニング大会「ウィングス・フォー・ライフ・ワールドラン」が8日夜、計33カ国・地域の34会場であった。日本では昨年に続き滋賀県高島市今津町の今津総合運動公園を発着点に行われ、車いすを含む1630人が走った。

■参加費は研究資金に 滋賀・高島

 市の南北を往復する全長100キロのコース。「キャッチャーカー」と呼ばれる車が追跡し、参加者は、追い抜かれた時点でレース終了となるユニークなルールを採用している。

 オーストリアの非営利団体「ウィングス・フォー・ライフ財団」が一昨年から実施し日本では2回目。参加費全額を研究資金に役立てる。今年は世界で13万人がエントリーした。

 午後8時、世界同時にスタート。全国各地から集まったランナーが、蛍光色のたすきなどを身につけ元気よく駆けだした。30分後にキャッチャーカーがスタート、時速15キロから徐々に加速し追走。参加者たちは車の位置を気にしながら、追い抜かれないよう懸命に走った。

 車いすで出場した草津市の会社員宇野正則さん(33)は「11年前の交通事故で脊髄損傷になった。最近は事故直後に治療すれば治る可能性が高くなってきているので、役に立ちたい。10キロぐらい走れれば」と意気込みを語った。
京都新聞


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