JR関西空港駅を発着点とする関空特急「はるか」が20日、1日限定の臨時列車として滋賀県内のJR湖西線を走行した。
同線の利便性を向上させ、訪日観光客の誘致を推進しようと、県と大津、高島、長浜の3市などがJR西日本の協力を得て初めて実施した。
臨時列車は3両編成で、台湾の家族連れ観光客や、中国やベトナムの留学生約20人を乗せて、関西空港駅を出発。県内は雪に見舞われたが、予定通り午後4時19分に大津市の湖西線おごと温泉駅に到着した。現地では同市の観光キャラクター「おおつ光ルくん」やおごと温泉のゆるキャラ「おごとん」などが乗客を出迎えた。
おごと温泉旅館協同組合の金子博美会長(50)は「今後は定期運行を目指し、乗り換えを気にせず気軽に駅や旅館を利用する人が増えてくれれば」と期待していた。 |