木の実など野山の素材で作った来年のえと・申(さる)の置物が高島市の家族旅行村、ビラデスト今津で完成した=写真。顔や体には褐色の綿花を使い、柔らかな毛並みをリアルに表現している。
職員の落川富美子さん(67)が毎年製作しており、14作目。立体の作品が一巡し、昨年からは、板に素材を貼り重ねて動物を表現している。置物のほか壁掛けにもなる。
綿花は白が一般的だが、落川さんは褐色の品種があると知り、栽培する知人から入手した。「ふわふわの綿が色合いとともに、おサルさんにぴたりと決まった」と満足そう。目は大豆、鼻は小豆、手足はエノコログサで、たくさんのドングリを抱えた姿に仕上げた。
グループを対象に製作教室を受け付ける。材料費500円。問い合わせはビラデスト今津(0740・22・6868)。30日まで無休。 |