滋賀県高島市マキノ町寺久保のマキノピックランドで12日、恒例のクリ拾いが始まった。親子連れが大粒の実を見つけて歓声を上げ、秋の訪れを楽しんだ。
約55ヘクタールの観光クリ園には8種類、約2万本のクリの木が植えられ、今月初めからイガが開いて実が落ち始めた。実が大きくなる夏場は猛暑に見舞われたが、8月下旬以降の降雨もあって順調に育ち、例年より実が多く付いているという。
園内ではスズムシやコオロギの鳴き声が響く中、親子たちは木陰を歩きながら、地面の下草の間に落ちたクリの実を拾い集めていった。「ここにいっぱいあるよ」などと声を掛け合いながら、つややかな茶色の大きな実を見つけて笑顔を見せていた。
クリ拾いは10月下旬まで催す予定。中学生以上1500円、小学生800円。問い合わせはマキノピックランドTEL0740(27)1811。 |