今が旬の湖西の不動産情報掲示板
<親アユ放流>たくさんの卵産んでね 人工河川に
2015年8月29日
 たくさんの卵を安心して産んでおくれ。アユの産卵床として県が整備した全国でも滋賀だけの安曇川人工河川(高島市)に28日、産卵間近の親アユ約1トンが放流された。1週間以内に産卵し、約10日でふ化すると、琵琶湖へ流れ下って成長する。

 人工河川は安曇川河口近くにあり、アユの産卵に最適の環境を整えた長さ約650メートル。河床に砂利を敷き詰めて湖水を取り込んで流れを作り、水温を18度前後に調節している。

 この日、アユは彦根市内の養殖業者から酸素ボンベ付き水槽を備えたトラック2台で運ばれ、太いチューブを通して放された。ピチピチと元気に跳ねるアユも多く、すぐに流れに乗って行った。

 県は9月上旬までに計約8トンを、さらに姉川人工河川(長浜市)にも約4トンを放流する予定。琵琶湖のアユ産卵量は2012年の約7億粒を底に回復基調にあるが、なお平年水準(約110億粒)には戻っていない。
毎日新聞


HOME
Copyright (C) 2015 Shoei Real Estate Corporation. All Rights Reserved