キャンプ客らでにぎわう高島市のマキノ高原で22日夜、ヨシたいまつ祭りとジャズの野外コンサートが開かれた。30本の巨大ヨシたいまつが赤々と燃え上がると花火が打ち上げられ、地元の親子らも含め約100人が行く夏を惜しんだ。
たいまつは、琵琶湖岸で刈り取ったヨシを乾燥させて束ねたもので、直径約30センチ、高さ約3メートル。キャンプ場の隣の広い草原に約200メートルにわたり、数メートル間隔で一直線に立てられた。
草原は秋を感じさせる涼風が吹き抜ける。先端に次々と着火されたたいまつは、炎を上げて巨大なろうそくのように変身。間近から花火が上がると、暗かった周囲の草原をほのかに照らし出し、親子連れらが見とれていた。 |