全国の熱気球の愛好者らが集う「熱気球琵琶湖横断」が30日、滋賀県高島市安曇川町で開かれた。色とりどりの36基が澄み切った青空に鮮やかに映え、見物客を楽しませた。
関西のチームの有志らでつくる実行委員会が催し、滋賀県や京都府、九州などから社会人や大学生の36チームが参加した。29日から2日間の予定だったが、初日は雨で中止となった。
30日朝にはさわやかな青空が広がった。追い風が吹かず、横断を断念して町内での飛行レースに変更したが、各チームのメンバーは午前7時半ごろから藤樹神社付近で熱気球に乗り込んで離陸。最大約600メートルまで上昇し、周辺の田んぼに置かれた目印に向けて砂袋を落とし、目印との距離の近さを競った。
県内外から見物に来た人たちは、赤色や黄色などのカラフルな熱気球が悠然と浮かぶ姿を見上げて歓声を上げたり、熱心に写真を撮っていた。 |