大津、高島両市にまたがる比良山系一帯で紅葉が見頃を迎えた。同山系南部の打見山(標高1108メートル)にあるレジャー施設「びわ湖バレイ」(大津市木戸)では、山麓と山頂を結ぶロープウエーから、乗客が壮大なスケールの紅葉狩りを楽しんでいる。
びわ湖バレイのロープウエーは、距離1・8キロ、高低差780メートルの山麓−山頂間を約5分間で結ぶ。この間、ブナやケヤキなどの広葉樹林が眼下に広がり、遠景の琵琶湖と合わせて通常の紅葉狩りでは味わえないスケールの風景が満喫できる。
乗客らは、赤や黄など鮮やかに色づいた木々を窓から観賞。「きれいね」「ちょうどいい時期に来ることができた」などと話したり、写真を撮ったりしていた。
今シーズンは10月下旬頃から冷え込みが強まり、例年よりやや早く色づきが始まった。今月中旬まで見頃が続く。 |