| 豪華曳山、提灯揺れ魅了 滋賀・高島で大溝祭宵宮 |
| 2014年5月4日 |
| 提灯をともした豪華な曳山（ひきやま）が滋賀県高島市勝野の旧大溝城下の町を練る「大溝祭」の宵宮祭が３日夜にあった。 地元、日吉神社の例祭で湖西唯一の曳山祭り。県選択無形民俗文化財で、江戸初期の大溝城主、分部光信が前任地の伊勢国から移した祭りとされる。 曳山は五つの山組町が各１基ずつ保存しており、毎年廻（まわ）り番で一番山を決める。午後６時半、今年の一番山の「寶（たから）」を先頭に、「勇（いさみ）」「龍（りょう）」「湊（みなと）」「巴（ともえ）」の順で巡行に出た。 子どもたちが奏でる鉦（かね）や笛、太鼓のおはやしに乗って町内をゆっくり進んだ。曲がり角に差し掛かると、引き手たちは一斉に「セイ、ヤー」と掛け声を上げて曳山を威勢良く回し、観衆を魅了した。 日が暮れるにつれ、各曳山に飾られた提灯が明るく浮かび上がり、城下町の風情が残る市街地を幻想的に照らし出した。 本祭の４日は、午前１０時に陣屋総門前から曳山が出発する予定。 |
| 京都新聞 |
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