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高島の工房や工芸作品公開 「風と土の交藝」始まる
2013年11月30日
 滋賀県高島市を拠点に活動する工芸作家や職人らが制作の現場と作品を期間限定で一斉に公開する「風と土の交藝(こうげい)in琵琶湖高島2013」が29日から、同市内各地で始まった。

 出展作家や市民有志らでつくるプロジェクトチームの主催。市内出身・在住の作家を「土の人」、市内に移住したり市外の作家を「風の人」と位置付け、作家や作品との出会いを通して高島の魅力を発信する。

 今年は初登場の11組を含め過去最多の50組が参加。6日間の日程の前半となる12月1日までは、木工、陶芸、染色、アクセサリー、写真、古民家再生など28組が工房を公開し、作品を展示している。

 初参加の安曇川町南古賀、鍛造作家藤田良裕さん(39)は昨年春に大阪府柏原市から移り住んだ「風の人」。

 鉄を焼くコークス炉や鉄をたたく鉄床などが配置された工房には、古民具に着想を得たというステンレス製の燭台(しょくだい)、鉄製でおしゃれなデザインの名刺立てや写真立てなどが並ぶ。制作の様子や作品の写真パネルも展示され、来場者が興味深そうに見入っていた。

 イベントは本年度、県の「美の滋賀」地域モデル事業にもなり、同事業アドバイザーの有識者が1日に現地で視察と会議を行う。

 後半は6〜8日で、マキノ、今津、新旭の各町と安曇川町の残る一部で実施。見学には「風のパスポート」(千円)の提示が必要。詳細は、たかしま市民協働交流センターTEL0740(20)5758。
京都新聞


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