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湖上交通の歴史紹介 高島で写真50点とポスター展示
2013年3月29日
 琵琶湖上の船による交通の歴史を写真とポスターでたどる「懐かしの湖上交通展」が、高島市今津町の琵琶湖周航の歌資料館で開かれている。

 今津ガイド勉強会の主催。昨年は、近江今津まで通っていた江若鉄道の昔懐かしい写真などを展示し、好評を集めた。高島市はかつて、船の交通も盛んだったことで、今回は湖上交通に焦点を当てることにした。

 琵琶湖上の交通は、1869(明治2)年に最初の蒸気船「一番丸」が就航し、丸子船が全盛だったそれまでの状況から一変。続々と汽船会社が生まれ、鉄道がまだ全線開通していなかった県内で主要な足となった。大津と長浜の駅を結ぶ鉄道連絡船も登場した。

 しかし、東海道線が全線開通した明治半ばから急速に廃れ、以後は観光遊覧船の運行が盛んになっていった。

 写真約50点とポスター8枚を展示。写真は主に大正から昭和期に撮られた、朽木を除く現・高島市内の各町に過去あった定期船の港の様子や、種々の観光遊覧船などが並ぶ。中には兵士が遊覧船で出征する場面もある。

 またポスターは八景めぐりや遊泳、キャンプに誘う絵が多いほか、明治期に描かれた「一番丸」の錦絵を写した貴重なものもある。

 4月29日まで。月曜休館。無料。
京都新聞


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