大津市の国道161号志賀バイパスで、北小松−北比良の3・4キロが8日午後3時に開通し、同バイパスは全線が通行可能となる。滋賀国道事務所は「渋滞解消や騒音抑制、交通事故防止につながる」としている。
新たに開通する区間は志賀バイパスの北側区間で、国が2005年度に着工した。総事業費は635億円で4車線を整備する計画だが、交通量を考慮して暫定的に2車線で使用を開始する。
志賀バイパスは北小松−荒川を結ぶ6・4キロ。南側区間の北比良−荒川(3キロ)は01年から通行可能となっている。国道161号の西大津バイパスと湖西道路に接続しており、京都市方面と湖西地域を結ぶ道路網の利便性が高まることになる。
同事務所によると、志賀バイパスと並行する国道161号は、環境基準を超える騒音が起きており、琵琶湖のレジャー客やスキー客などの車で夏や冬は激しい渋滞が発生している。 |