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高島ちぢみ素材に新作ドレス びわ湖ホール声楽アンサンブル
2012年10月17日
 大津市のびわ湖ホール声楽アンサンブルの女性メンバーが公演で着る新作ドレスが完成し17日、同市の滋賀県庁で披露された。高島市特産の綿織物「高島ちぢみ」を素材に、琵琶湖の四季のイメージで色鮮やかに染め上げ、華やかに仕立てた。

 同アンサンブルは、舞台衣装に地元産素材を活用しようと、2009年に長浜市特産の「浜ちりめん」で、11年には湖東地域の麻織物でドレスを作った。今回は高島織物工業協同組合の協力で、江戸時代から続く伝統産業の高島ちぢみと、柔道や剣道の道着などに使われる厚地の織物「刺し子」を使用。早川雅明成安造形大名誉教授がデザインを担当し、春夏秋冬の4種類を各2着ずつ作った。

 肌着などに多用される日常的な素材の高島ちぢみを正装に活用するため、横糸に金ラメ糸を織り込み、高級感を強めた。春は桜、夏は青空と湖面、秋は紅葉、冬は比良山系の雪景色−と四季折々の湖国の情景を繊細な色づかいで表現。ベルト部分は刺し子で、波のような立体的なドレープを形づくった。

 試着した栗原未和さんは「とても軽くて肌触りが良く、歌う時も動きやすそう。舞台で着ることで、滋賀県産の織物の素晴らしさを知ってもらえたら」と話していた。27日に同ホールで開かれる定期公演でお披露目する。
京都新聞


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