比良山麓の大津市和邇北浜の喜撰川と鎌田川沿いのあぜ道で満開になった「コスモスの散歩道」を散策する催しが29日に初めて開かれる。6年前からコスモスをこつこつ育ててきた地元の杉本藤太郎さん(70)は「花を見てみんなの心が和らげば」と話している。
散歩道は、雑草だらけだった喜撰川沿いのあぜ道約300メートルを杉本さんが雑草を抜いたり、花の苗を植えたりして整備した。今年からは杉本さんの思いに共感した地元の市民団体「しがの里山や川を美しくする会」や地元自治会も協力し、近くの鎌田川沿いにも散歩道を作った。
催しは散歩道のことをもっと多くの人に知ってもらおうと、同団体が初めて企画した。
当日は午後1時20分に、大津市和邇北浜の喜撰川にかかるJR湖西線沿いの道路の橋に集合。約1時間かけて散歩道を歩く。午後2時半からは、近くの寺で、ヨシ笛グループ「トゥッティ」によるコンサートが開かれる。参加無料。問い合わせは「しがの里山や川を美しくする会」TEL077(532)2228。 |