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西日本初、山岳ガイド養成へ拠点 高島にクラブ発足
2012年5月29日
 山岳ガイドの資格を取得した滋賀県高島市民が「滋賀・高島プロガイドクラブ」を発足させ、同市にある約80キロの山歩きコース「高島トレイル」を拠点に活動する。本年度から、西日本で初めてのガイド養成拠点になる。

 赤坂山や武奈ケ嶽を結ぶ高島トレイルで自然観察や登山者案内に携わってきた10人が1年間かけてガイド資格を取り、15日にクラブを結成した。山道の整備やツアーを企画する運営協議会が今夏、NPO法人「高島トレイルクラブ」に衣替えしてマキノ高原に事務所を設ける予定で、その一部会としてガイドクラブを置く。

 これまで日本山岳ガイド協会(東京都)のガイド講習・検定は、神奈川県と長野県で行われ、西日本に養成拠点は無かった。

 高島トレイルには年間、市人口に匹敵する約5万人の登山、観光客が訪れる。高島でガイドを養成することにより、安全の確保やツアー企画の充実、専門ガイドの雇用創出を目指す。本年度はガイド検定の試験官養成や、初心者向けの公開講座などを行う。

 マキノ高原に置く事務所は、八ケ岳山麓や浅間(長野県)、十勝(北海道)など国内に8コースある「日本ロングトレイル協議会」事務局も担い、全国の山歩きの情報収集・発信拠点とする。

 高島トレイル運営協議会長の前川正彦さん(55)は「山を歩く旅への関心が高まっている。高島の環境を地域の人が生かし、地域活性化に役立てたい」と話す。
京都新聞


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