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生ごみ堆肥化事業、軌道に 大津の旧志賀町域
2012年5月23日
 大津市の旧志賀町域の生ごみ堆肥化事業が軌道に乗ってきた。4割にあたる3400世帯が既に参加し、作られた堆肥は各家庭の花壇や菜園で活用されている。27日には、生ごみを集めて堆肥化している同市伊香立の伊香立コンポストセンターを公開する「エコフェス」が初開催され、親子連れ向けのイベントも用意されている。

 JR小野駅近くの「びわ湖ローズタウン」に住む主婦江?栄子さん(77)は朝晩、自宅前の回収ボックスに生ごみを出す。「家の中に生ごみをためずに済むので臭いがこもらない上、堆肥を無料で頂けて庭の花にもやれる。いいことずくめです」と声を弾ませる。

 同町域での生ごみ堆肥化事業は2010年12月、ごみ収集業者の日映志賀(大津市木戸)が市の補助を受けて始めた。5世帯以上が参加を希望した町内に、住民がいつでも生ごみを捨てられる回収ボックスを設置し、週2回、回収交換する。

 同社の伊香立コンポストセンターでは、回収した生ごみ(1日平均5トン)を約60日かけて発酵処理しており、消臭剤にも使える堆肥1袋(1キロ入り)を各家庭に毎週配布。費用負担はいらず、参加世帯は増え続けている。

 今のところ旧志賀町域のみを対象にした事業だが、同社は、市内外の多くの人に堆肥化する現場を見てもらおうと、27日午前10時〜午後4時に「エコフェス」を初開催。施設見学会のほか、家具や家電品のリサイクル市、ダンスや大道芸のステージ、金魚すくい、輪投げなど多彩な催しを用意している。入場無料。

 同センターは国道477号伊香立中西交差点南側約500メートル。当日はJR堅田駅発着の無料バスも運行。問い合わせは日映志賀TEL077(592)1061へ。
京都新聞


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