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七川祭:「奴振り」粛々と 青竹手に馬列先導−−高島・大荒比古神社
2012年5月5日
 湖西最大の馬祭りと評される高島市新旭町安井川、大荒比古神社の例祭「七川祭」が4日、境内と周辺の集落で繰り広げられた。青竹の的を手に馬場を進む「奴(やっこ)振り」は七百数十年の伝統を誇る県無形民俗文化財。小雨の中、大役の青少年14人が、飾り付けた馬の列を先導した。

 奴振りは戦勝を感謝したことに始まると伝わる。藤色の着物姿の若者は、先端にひし形の的が付いた長さ約2・5〜3メートルの青竹を持つ「的練り」12人と、樽(たる)を担いだ「樽振り」2人。新緑に包まれた馬場には大勢の見物客が陣取り、掛け声に従って威儀を正して粛々と進む列に見入っていた。
毎日新聞


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