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高島市民病院:新館完成 半数110床が個室 15日、内覧会
2012年4月12日
 高島市勝野のJR湖西線近江高島駅前の同市民病院の建て替え工事が終わり、15日午後、市民向けの新館内覧会が開かれる。ベッド総数210床は現在と同じだが、半数の110床が個室になる。鈴木聡副院長は「差額ベッド代を取らない個室も47室作った。個室の割合は公立病院では全国トップ級」と説明している。

 新館は免震装置を備えた5階建てで床面積約1万5千平方メートル。軽油を使う非常用発電機以外は厨房(ちゅうぼう)をはじめオール電化に。公立病院では先進的という。カルテは電子化し、看護師は台車にパソコンを乗せて病室を巡回する。

 高島市民病院は18診療科と糖尿病、小児神経・心臓など12特殊外来を持つ湖西の中核・災害拠点病院。新館は現病棟の老朽化に伴い10年7月に敷地を拡大して着工した。総事業費約77億円。5月7日から新館での外来診療を開始。医師は2人増え26人、看護師は8人増え129人になる。今年度中に現病棟解体と南棟改修を行い、ヘリポートを新設する。
毎日新聞


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