滋賀県高島市マキノ町で捕れた琵琶湖の固有種ビワマスのフライと、地元産の野菜をふんだんに使うバーガーが、3月中の週末に「道の駅マキノ追坂(おっさか)峠」で販売される。
道の駅を運営するまちづくり団体「めいどいんマキノ」が考案した。地元の知内(ちない)川で百瀬(ももせ)漁協が捕るビワマスのうち、秋に採卵した後の雌は従来、捨てていたが、活用を検討。冷凍保存し、湖魚を使う郷土料理の継承に取り組む知内区のアイデアを基に仕上げた。
厚みのあるビワマスの切り身50グラムに塩コショウをして揚げ、マキノ町産のキャベツ、玉ネギ、サラダ菜、パプリカを添える。
同町が全国水の郷(さと)百選に選定されていることにちなんで「水の郷ビワマスバーガー」と名付け、3日から土、日曜午前11時から20個(1人1個限定)を販売する。400円。めいどいんマキノ理事の寺田秀明さん(50)は「家庭の味を、ファストフードに再現できた。食文化を通して、水の恵みを感じてもらえると思う」と話す。
問い合わせはマキノ追坂峠TEL0740(28)8081。 |