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木に魂吹き込み30年 高島の大工、地元で彫刻展
2012年2月3日
 滋賀県高島市今津町弘川の大工、前川正作さん(72)が作ったフクロウや七福神の福禄寿など木彫り作品約50点が並ぶ作品展が3日から、同町の今津図書館で始まる。

 前川さんは30年ほど前に趣味で木彫りを始めた。クスノキや柿、ケヤキの倒木や流木から枝を切ったり、もらい受けたりして加工する。夜に2〜3時間ずつ、彫刻刀やノミで彫って仕上げる。

 展示するのは、かわいらしいフクロウや、木の突起を頭に、つけ根の広がりを衣にそれぞれ見立てた福禄寿など10センチぐらいの作品。表面を焼いた板に、今津に群生地のあるザゼンソウや、えとの辰(たつ)、鳥の姿、書を彫った額も並べる。

 前川さんは「どの作品も、自分の子どものようなもの。多くの人に見てもらいたい」と話す。展示は29日まで。木曜休館。入場無料。
京都新聞


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