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聖徳太子絵伝 里帰り公開 高島・中野12日に
2012年1月30日
 滋賀県高島市安曇川町中野の太子堂に伝わり、今は龍谷ミュージアム(京都市下京区)に収蔵されている「聖徳太子絵伝」が、2月12日に里帰り公開される。地域の生業や信仰の歴史を通してまちづくりを考える市民団体が発足し、取り組みの第1弾。

 中野自治会と高島市教委に、市民団体で、定住支援の「結びめ」と、地元木材の活用を進める「安曇川流域森と家づくりの会」が加わり、安曇川流域文化遺産活用推進協議会を昨夏立ち上げた。文化庁の助成を受けて今後3年間、活動する。

 中野には聖徳太子の成長を表した絵伝のほか、安曇川流域の7カ所に筏(いかだ)乗りの祖神として祭られる「シコブチ神」の一つ、思子渕神社が伝わる。この二つを調査テーマにする。

 聖徳太子絵伝の公開は12日午後3時から、太子堂近くの妙楽寺で行う。龍谷ミュージアムの研究者による絵解きや、太子堂についての解説がある。参加無料。3月11日は、安曇川流域の思子渕明神群について学ぶ。

 協議会事務局の西川唱子さん(31)は「暮らしや生業、それを支えてきた信仰の調査を通して、地域を見直す機会にしたい」と話す。問い合わせは、「結びめ」携帯電話090(5014)1600。
京都新聞


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