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特産アドベリーでピンクの大判焼き 高島の男性が考案
2012年1月4日
 滋賀県高島市今津町今津で工務店を経営する藤戸正信さん(43)が、市特産の果物「アドベリー」の果汁を生地に混ぜたピンク色の大判焼きを考案した。毎週金曜に販売しており、「きれいな色」と人気を集めている。

 アドベリーはキイチゴの一種ボイズンベリーの愛称。高島市安曇川町が国内で唯一の栽培地。商工会の催しで大判焼き作りに慣れていた藤戸さんが昨年2月、アドベリー生産者と話した時に果汁の活用を思い付いた。

 粉の種類や果汁との混ぜ方、焼く温度を、仕事の合間に1カ月かけて工夫した。花見の季節に行楽地で出店して手応えをつかんだ。保健所の営業許可を取り、大判焼き販売用の小屋を県道わきに自分で建て、10月中旬から営業を始めた。

 あんとクリームの2種類(1個170円)を焼く。普通のきつね色の大判焼き(150円)も扱うが、その4割近い80個前後が一日に売れるという。

 アドベリーの酸味と香りがほのかに感じられ、クリーム入りは食べ進めた時の紅白の彩りがユニークだ。藤戸さんは「建築では健康に良い素材と工法にこだわっているが、食べ物も同じ。アドベリーが身近な食材として地元で親しまれてほしい」と話す。1月は13日から販売する。問い合わせは藤戸さんTEL0740(22)3798。
京都新聞


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