湖岸に約4キロ続く「日本さくら名所100選」の海津大崎の桜並木(高島市マキノ町)に苗木150本が植樹され、並木は約850本に増えた。このうち、地元の市立マキノ東小児童6年生14人も卒業記念に3本、保護者と一緒に植えた。
「美しいマキノ桜守の会」が春と秋に並木の手入れや植樹を続けている。09年冬、テングス病にかかったソメイヨシノの老木を伐採するなど根本治療し、樹種は病気に強い神代曙(じんだいあけぼの)を新たに選んだ。今回は、老木の代替わり110本、猿に枝を折られて枯れた若木植え替え40本。獣害対策では防護ネットを巻き付けていたが、初めて金属製のネット(直径約60センチ)を約90本を導入した。
マキノ東小児童は苗木を植えた一帯を「トライロード」と命名。「美しい桜と友情よ 永遠に!」など、仲間で考えたメッセージを書いた札を卒業の思い出に取り付けた。 |