晩秋の湖西路に熱気球が浮かぶ「熱気球琵琶湖横断」(実行委員会主催)が26日から2日間の日程で、高島市安曇川町で始まった。風が弱く、横断はせずに同町内での飛行に変更。田園風景の上に多くの熱気球がふわりと漂う姿を、市民らが楽しんだ。
35回目。京滋をはじめ西日本各地の26チームが参加した。安曇川町の藤樹神社近くの田に目標地点が設定された。各チームは風向きを考えてそれぞれ地点を定め、午前7時半ごろから離陸した。
色とりどりの気球を写真に収めようと多くのアマチュアカメラマンも集まり、熱気球の離陸時には「行ってらっしゃい」と声援が飛んだ。各チームは高度を変えて移動し、目標地点目がけて砂袋を投げ、その近さを競った。 |