高島市マキノ町大沼、陶芸家、伊東晃さん(43)の工房「湖風窯」で、同市美術展上位入賞者に贈られるユニークで豪華なオリジナル盾の制作が行われている。地元・朽木産の大きなヒノキ板に、伊東さんが焼いた陶板エンブレムをはめ込んだもので、高島市の風土をイメージした肌合いに色鮮やかな市章を配している。
ヒノキ材は白木の1枚板で縦約30センチ、横約24センチ、板厚3センチ弱の大型とやや小型の2種類。板の上部に伊東さんの陶板エンブレムをはめ込む。市章の色は、最高賞の市美術展賞がエビ茶、特選は湖水を思わせる青緑色。委託を受けた伊東さんは4回目の制作で、5部門計約20点を制作する。
同市美術展は応募作品の搬入・審査を経て19〜23日に同市の新旭体育館で展示される。問い合わせは同市教委社会教育課(0740・32・4457)。 |