滋賀県高島市今津町日置前の今津総合運動公園のレストランが、地元で収穫した「赤ソバ」の実を原料としたそばを、メニューに加えた。
体験交流センターゆめの」1階にあるレストラン「ひだまり」。財団法人ひばりが運営している。
財団では、箱館山の山麓でとれるソバの実を材料として仕入れ、石臼でひき、製麺して「箱館そば」の名で提供している。ピンクの花が愛らしい赤ソバの実を安定的に確保できるようになり、15日から使い始めた。
赤ソバの実は白ソバより一回り小さいが色は変わらず、製麺後も見分けが付かない。ところが、ゆがき上がると、人肌の色に近い、淡いピンクが加わる。
ざるそば800円、きつねそば600円など、白ソバと同じ価格で、年末まで出す。月曜休館。レストランを担当する財団の吉弘英俊さん(37)は「ソバの花は今が見ごろ。運動公園の近くには赤ソバの畑もある。景色を楽しみ、ソバの風味も味わってほしい」と話す。 |