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高島万葉の会:勝野に新しい歌碑 6首詠まれ、ゆかりの地
2011年9月30日
 高島万葉の会(蔵崎博之会長)は29日、高島市勝野の琵琶湖を見晴らす山すそに、地元の光景を詠んだ万葉歌碑を建立し、除幕した。同会によると、勝野は万葉集に6首詠まれているゆかりの地。昨年の同会発足10周年を記念し、万葉人らが往来した古代の西近江路沿いに建立した。

 碑に刻まれた歌は
 何処(いずく)にか舟(ふな)乗しけむ高島の香取の浦ゆ漕(こ)ぎ出(で)来る船(巻7−1172)=香取の浦(今の勝野一帯の入江)を漕ぎ出す船がある。(元々は)どこの港から船出したのだろう

 これら6首については、同会や旧高島町、旧同町観光協会がそれぞれ、碑を建立している。今回は、樹木が生い茂って訪れにくくなった歌碑の代わりに新設した。除幕式には蔵崎会長や会員の女性が手作りの万葉装束姿で参列し、竹下彰子さん(77)が高らかに朗詠した。蔵崎会長は「歌碑巡りのパンフレットも作った。大勢の人に碑を巡ってもらいたい」と話している。
毎日新聞


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