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イチジク:高島が主産地に、栽培面積で栗東抜く 今津から初出荷
2011年9月2日
 水田転作果樹として県が奨励するイチジク栽培が高島市で広がり、2年余りで面積約2ヘクタールと筆頭産地・栗東市の約1・6ヘクタールを抜き、今年は出荷量でも肩を並べそうだ。県は「農家の栽培意欲は高く高島産はさらに増えるだろう。主産地に仲間入りした」と話している。

 県によると、高島市では09年に水田跡地などに苗木の植え付けが始まり、10年は27軒が約1・5ヘクタールで栽培し約5・5トンを初出荷。今年は35軒、約2ヘクタールに拡大し、13〜14トンの出荷が見込まれる。県内一は、約20年の栽培歴を誇る栗東市。面積は1・6ヘクタールだがハウス栽培の利点を生かし、昨年の出荷量は約13トン。甲賀市では昨年、約1・7ヘクタールから約11・6トンが市場に出された。

 イチジクは苗木を植えた翌年から収穫でき、農作業が高齢者にも容易なのが利点。高島市今津町弘川、前川嘉次さん(75)は自宅近くの水田跡地約7アールに昨春、60本の苗木を植え、先月30日に「高島いちじく」を初出荷。「県やJAの厳しい栽培、品質指導で市場に出せた。木がさらに成長する来年は収量がぐんと増えるだろう」と、日焼けした顔をほころばせていた。
毎日新聞


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