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湖国一の観光資源は「自然」 県、お目当て調査
2011年8月18日
 滋賀県がこのほどまとめた昨年の観光動態調査結果によると、滋賀を訪れる観光客にとって「自然の風景」が観光目的のトップになっている。「琵琶湖」を合わせると5割を超え、豊かな自然が最大の観光資源になっていることが分かった。

 調査は5年ごとに実施している。県内の観光地や観光行事の来訪者を対象に聞き取りなどで行った。

 観光の目的は、「自然の風景を見る」が42・7%で、「琵琶湖」を含めると56・3%に上った。5年前の前回調査で「自然景観類」は29・8%だったが、今回は大きく伸びた。このほかの上位は「神社仏閣・旧跡」(32・2%)、「美術館・博物館」(16・2%)で、豊かな自然と歴史、文化が観光客を引きつけている実態を裏付けた。

 滋賀県と聞いて思い浮かぶ特産品は、グルメブームを背景に近江牛(47・7%)、ふなずし(37・5%)、湖魚料理(9・3%)、近江米(3・6%)の順となった。一方、実際に購入した土産品は菓子類が48・5%と圧倒的に多く、湖魚料理は24・8%、近江牛は20・7%だった。

 観光客の居住地は滋賀県が前回比3・5ポイント増の36・6%で、地元客がもっとも多く、大阪府が15・2%、京都府が12・7%、愛知県が7・4%で続いた。

 利用交通機関は自家用車が55%で、鉄道やバスを大きく上回った。県外客が多いのは、比叡山延暦寺や彦根城だった。

 県は外国人の誘客推進やブランド強化などを検討中で、「結果を今後の施策に反映させたい」(観光交流局)としている。
京都新聞


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