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湖上の灯籠20年ぶり復活 高島の「やっさ今津!」
2011年7月14日
 8月1日に行われる滋賀県高島市今津町の夏祭り「やっさ今津!」で、花火の打ち上げに合わせて、琵琶湖に灯籠を浮かべる催しが約20年ぶりに復活する。環境への配慮から近年は湖岸などに並べていたが、いかだに載せて浮かべる方法を工夫した。

 祭りは、市民や商店主、青年、観光団体でつくる実行委員会が主催する。先祖供養の灯籠は以前、琵琶湖に流していたが、1990年代以降は「高島音頭」総踊り会場の市民会館駐車場に置いた。

 数年前に「琵琶湖で灯籠を見たい」と市民の声が上がり、一昨年から湖岸や今津港の桟橋に並べた。今年あらためて実行委メンバーらが知恵を絞った。木枠と発泡スチロールでいかだを作り、灯籠を載せて湖岸近くのブイに結び付け、終了後に回収するアイデアが浮かんだ。

 12日夜には、実行委のメンバーたちが、いかだ製作に励んだ。灯籠部会長の商店主、市川一(はじむ)さん(66)=今津町今津=は「昔、琵琶湖に浮かぶ灯籠は風情があった」と、再現に期待する。

 市民が納める灯籠と、東日本大震災の犠牲者を悼む灯籠合わせて約400個を浮かべる予定。祭りは午後7時45分に高島音頭が始まり、中浜の琵琶湖で8時から灯籠、9時から1500発の花火打ち上げが行われる。
京都新聞


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